【3月13日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)は12日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードで前年覇者の大坂なおみ(Naomi Osaka)は3-6、1-6で第23シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)に完敗した。

 キャリア初の大会連覇を目指していた21歳の大坂は、プレミア・マンダトリー(Premier Mandatory)に位置づけられる同大会での優勝を皮切りに全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)で四大大会(グランドスラム)初優勝を果たすなど、昨年は躍進のシーズンを送った。

 今季は全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)でタイトルを獲得して勢いを持続し、世界ランキング1位に上り詰めている。

 しかし、この日は1歳年上のベンチッチに苦杯をなめた。ベンチッチは2015年にタイトルを二つ獲得した後、背中や手首の度重なる故障に悩まされていたが、先月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)では優勝を果たし、再び調子を取り戻していた。

 1時間6分で大坂を破った世界ランク23位のベンチッチは次戦、4強入りをかけて第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と対戦する。

 同日行われた試合では、第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が2-6、6-3、2-6で19歳のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に敗れた。この結果、大坂の大会後の王座維持が確定している。

 また、元世界1位のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は6-4、6-4でモナ・バートル(Mona Barthel、ドイツ)を下した。準々決勝では第8シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と激突する。(c)AFP