【3月13日 AFP】12日に行われたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝トーナメント1回戦第2戦で、ユベントス(Juventus)を逆転8強に導く見事なハットトリックを決めたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、第1戦で敵将が見せた股間を強調するポーズを相手ファンの前で披露するという、強烈な意趣返しを行った。

 ロナウドはヘディングシュート2発と終了間際のPKでこの試合3得点を記録。チームもアトレティコを圧倒して2戦合計スコア3-2の逆転勝利を収め、ベスト8に駒を進めた。その中でロナウドは、アトレティコファンの陣取る一画に向き直って腰を突き出すと、第1戦でアトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督が見せた、股間をつかむようなポーズを披露した。

 このジェスチャーが問題視され、欧州サッカー連盟(UEFA)から罰金2万ユーロ(約250万円)を科されたシメオネ監督は「私が第1戦でやったのを見て、同じように気持ちの強さを示そうとしたのだろう」「クリスティアーノ・ロナウドは世界最高の選手。ビッグマッチでああいったプレーができる男だ」と話した。

 ロナウドは「ユベントスの歴史でも、これだけの逆転は例がない」「これこそ、クラブが僕を獲得した理由だ。こういうゲームでチームを助けること。自分の仕事ができてすごくうれしいし、魔法のような夜になった」と話した。

「特別な夜だけど、それは単にゴールを決めたからではなく、チームが素晴らしかったからだ。みんな信じられない姿勢を見せた」「チャンピオンズリーグではこのメンタリティーが必要だし、僕らは正しい道を歩んでいる」

「ただ、決勝の話をするのはまだ早すぎるし、一歩ずつ進んでいきたい」 (c)AFP/Emmeline MOORE