【3月13日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は12日、グループステージ第2節が各地で行われ、グループEでは鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)が2-2で山東魯能(Shandong Luneng、中国)と引き分けた。

 敵地に乗り込んだ昨季王者の鹿島は、10分と14分に伊藤翔(Sho Ito)が立て続けに得点を奪い、そのまま勝利をつかむかに思われたが、20分に三竿健斗(Kento Misao)のハンドで山東にPKが与えられると、これをグラツィアーノ・ペッレ(Graziano Pelle)に決められ1点差に詰め寄られると、さらに41分にはペッレの同点ゴールを許した。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から加入したマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)は中盤で目立つことはなかったものの、同じくプレミアのサウサンプトン(Southampton FC)から移籍した元イタリア代表のペッレは、2試合連続の2ゴールでチームに勝ち点1をもたらした。

 同組の史上初めてマレーシアで行われたAFCチャンピオンズリーグの一戦では、地元のジョホール・ダルル・タクジム(Johor Darul Ta'zim)が、こちらも大会初出場となった慶南FC(Gyeongnam FC、韓国)と1-1で引き分けている。

 鹿島は勝ち点4でグループ首位に立ち、2戦連続で2-2と引き分けた山東は勝ち点2の2位となっている。

 一方、グループFではサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)が、2-1で本田圭佑(Keisuke Honda)を擁するメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory、オーストラリア)を破った。

 3分に東俊希(Shunki Higashi)のゴールで先制した広島は、71分にメルボルンの本田に同点ゴールを許したが、86分に渡大生(Daiki Watari)が決勝弾を決めた。

 同組のもう1試合では、2度の大会制覇を誇る広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)が初出場の大邱FC(Daegu FC、韓国)に1-3で屈した。広州がグループステージで黒星を喫するのは約3年ぶりとなっている。

 またグループCでは、中島翔哉(Shoya Nakajima)が所属するアル・ドゥハイルSC(Al Duhail SC、カタール)が1-3でアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)に敗れた。アル・ドゥハイルは75分に中島のゴールで一時は同点に追い付いたものの、その後バフェタンビ・ゴミス(Bafetimbi Gomis)のゴールなどで勝ち越しを許した。(c)AFP