【3月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は12日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がハットトリックを決めて3-0でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を下し、2戦合計スコア3-2で劇的な準々決勝進出を果たした。

 イタリア王者ユベントスが試合を支配する中で、ロナウドはハーフタイムを挟んでヘディング2発を決めて2戦合計タイスコアに持ち込むと、終盤に決勝のPKを決めてチームを8強入りに導いた。

 ロナウドがチャンピオンズリーグでハットトリックを決めるのはこれで8回目。レアル・マドリード(Real Madrid)時代の2016年にも、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)相手に第1戦を0-2で落としたところから、驚異的なハットトリックでチームを勝ち上がりに導いている。今季はこれで大会4ゴールを挙げ、チャンピオンズリーグ通算得点は124ゴールにまで伸びた。

 一方、ホームのワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で行われる決勝進出を目指していたアトレティコだが、この日は完勝した第1戦の面影がまったく見られず、大会から姿を消すことになった。

 序盤からアトレティコの自慢の堅い守備陣に圧力をかけたユベントスは、27分にフェデリコ・ベルナルデスキ(Federico Bernardeschi)の正確なクロスにロナウドが頭で合わせて先制すると、後半開始直後にはジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)のクロスにロナウドが力強くヘッド。GKヤン・オブラク(Jan Oblak)もシュートをかき出したが、その前にボールはラインを越えており、ユベントスが2戦合計で同点に持ち込んだ。

 そして迎えた86分、左サイドからペナルティーエリア内に進入したベルナルデスキがアンヘル・コレア(Angel Correa)に倒されてPKを獲得すると、ロナウドがアトレティコ戦通算25得点目となるゴールをきっちり決め、スタジアムは興奮のるつぼと化した。(c)AFP/Emmeline MOORE