【3月12日 AFP】シンガポール民間航空庁(CAAS)は12日、同国の空域でのボーイング(Boeing)737MAX型機の運航停止を命じた。同型機の墜落事故を受けた措置。

 エチオピア航空(Ethiopian Airlines)のボーイング737MAX8型機が10日、ケニアの首都ナイロビに向けて離陸した直後に墜落し、乗客乗員157人全員が死亡。昨年10月にはインドネシアでライオン航空(Lion Air)の同型機が墜落し、乗客乗員189人全員が死亡していた。

 CAASは「ボーイング737MAX型機による死亡事故が過去5か月ほどで2件発生したことを受け、シンガポールを発着する737MAX型機の全派生機種を一時的に運航停止にする」と発表した。運航停止は12日午後2時(日本時間同日午後3時)から実施されるという。

 シンガポール航空(Singapore Airlines)傘下のシルクエアー(SilkAir)は、737MAX型機6機を運航。一方シンガポール便で737MAX型を運航している航空会社には、中国南方航空(China Southern Airlines)、ガルーダ航空(Garuda Indonesia)、山東航空(Shandong Airlines)、タイ・ライオン・エア(Thai Lion Air)がある。(c)AFP