【3月12日 Parismodes.tv】仏パリ(Paris)で21日から24日まで19年春夏パリ・オートクチュールコレクションが開催され、22日には、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が手掛ける「ジバンシィ(GIVENCHY)」が新作を発表した。

 会場となったのは国立近代美術館(Musée d'Art Moderne)の長く清潔な回廊。コレクションのタイトルは「ブリーチド・キャンバス(Bleached Canvas)」。「ジバンシィ」のフィリップ・フォルトゥナト(Philippe Fortunato)CEOがインタビューに応じた。

 空白のページと白のラベル付きのシックな黒のスーツから始まったコレクション。その後、アシッドイエローやウルトラバイオレット、鮮やかなレッド、コバルトブルーといったカラフルな色が続いた。正確なラインとカットはジバンシィのアトリエの職人技を感じさせる。伝統的な生地と現代的な生地が並んだ。ボディは女性用カーブを強調する構築的なペプラムジャケットで包まれている。

 タイトなスーツと強調されたショルダーが特徴的なトップスとパンツは、第二の肌のようにフィットするラテックス製。ギピュールレースは真珠で飾られ、エレガントなドレスに。 繊細なプリーツトップは、細いストラップがウエストで結ばれている。クリスタルの刺しゅうは、マルチカラーのリボンフリンジと共に可愛らしい飾りになる。

 モデルの背中には大きなリボンのような飾りを付けたシックなクチュールのリュックサックが。顔の上半分を覆うスパンコールのマスク、または宝石のメガネで素顔は隠されている。(c)Parismodes.tv