【3月19日 CNS】米中両国のビジネスの巨頭が手を携え合い、デジタル化によって中小企業に対して機能付けを行い、二国間のビジネス交流を深めている。阿里巴巴(アリババ、Alibaba)傘下のグローバルB2BプラットフォームであるAlibaba.comはこのほど、世界最大のオフィス用品企業「オフィス・デポ(Office Depot)」との間で戦略的提携に合意したことを発表し、北米の中小企業1000万社の全世界での購買と販売、輸送の実現を進めていくことを明らかにした。

 オフィス・デポ社の米国における1000万社超の中小企業ユーザーは、Alibaba.comを通して全世界とのビジネスを進めることになる。これらのユーザーは従来は、主としてオフラインでオフィス用品を調達してきた。オフィス・デポは今後、Alibaba.comにオンライン店舗を開設し、ユーザーはオンラインで直接発注し、「翌日配達」サービスを受けられるようになる。

 ロイター通信(Reuters)は、この提携は米国の中小企業に新たな発展の機会と時間と労力を節約できるビジネスモデルをもたらし、時代の流れに乗ったものだとしている。統計によると、米国企業が2017年9月から18年9月までの間にAlibaba.com上で調達した金額は、5倍に増えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News