【3月12日 Xinhua News】中国とミャンマーの国境に位置する雲南省徳宏タイ族チンポー族自治州瑞麗市の銀井(ぎんせい)村では、中国へ越境入学しているミャンマー籍の子どもたちが、銀井国境検問所を通り銀井小学校へ向かう光景が毎朝見られる。

 同校の開校は1960年3月。幼児クラスと小学1~3年のクラスがあり、中国語、タイ族語、ミャンマー語などの教科が設置されている。現在の児童数は135人で、うちミャンマーの児童は36人。中国への毎日の「留学」は、ミャンマー児童らにとって楽しい旅となっている。

 このタイ族の村には両国の国境線が通っており、中国側を「銀井」、ミャンマー側を「芒秀(Mangxiu)」と呼ぶ。落ち着きのある校舎は、互いを「親戚」と呼び合う中国とミャンマーの子どもたちの友情を長年見守ってきた。(c)Xinhua News/AFPBB News