【3月16日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)は15日、女子シングルス準決勝が行われ、18歳のビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が6-3、2-6、6-4で大会第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を撃破し、自身のキャリアで最も大きな大会での決勝進出を決めた。

 世界ランキングが今季開幕前の152位から60位まで浮上しているアンドレスクは、今大会では準々決勝で元世界1位のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)にも勝つなど快進撃を続けている。

 プレミア・マンダトリー(Premier Mandatory)の本大会に出場するのはキャリア初で、ワイルドカード(主催者推薦)でインディアンウェルズ(Indian Wells)大会の決勝に勝ち進んだ史上初の女子選手となったアンドレスクは、観客に向かって感極まりながら、「このことを実感するには時間が必要。信じられない」「今週は夢が現実となっている」と語った。

 アンドレスクの夢はまだ終わっておらず、決勝では第8シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に挑むことになった。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)の現女王であるケルバーは、同日の準決勝で第23シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を6-4、6-2で退け、けがから復活を遂げていた同選手の連勝を12で止めた。

 先月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)で4年ぶりのタイトルを獲得したベンチッチに対し、ケルバーは最後の3ゲームを奪って試合を締めくくった。(c)AFP