【3月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、2機の超音速機が発生させた衝撃波が干渉し合う様子を、別の飛行機から撮影することに初めて成功した。

 NASAによると、米カリフォルニア州のアームストロング飛行研究センター(Armstrong Flight Research Center)の操縦士らが、高度約1万メートルでT38訓練機2機を約9メートルの間隔で飛行させた。さらにその上を高性能のハイスピードカメラを搭載した別の航空機が飛行し、2機を撮影したという。

 今回の撮影は、超音速で飛行する際に伴うごう音「ソニックブーム」を発生させない超音速機の研究開発の一環として行われた。飛行機の速度が音速(海面位で時速1225キロ前後)を超えるとごう音が発生する。(c)AFP