【3月10日 Xinhua News】中国雲南省騰冲市でこのほど、「第6回騰冲高黎貢(こうれいこう)花海フェスティバル」が開幕した。全国各地から訪れた観光客が高黎貢山の麓に集まり、一面に広がる菜の花畑を楽しんでいる。

 高黎貢山は国家級自然保護区に指定されており「世界の遺伝子資源の宝庫」と呼ばれている。騰冲市北部に位置する界頭鎮は、高黎貢山に囲まれた「花園盆地」だ。同鎮は自然資源に恵まれ、菜の花畑の面積は15万ムー(1万ヘクタール)に達している。菜の花は毎年2月初めから3月中旬にかけて満開となり、一面の花畑が広がるベストシーズンを迎える。

 ピクニックや撮影、レジャーなど、地元の観光振興に伴い、花海フェスティバルは騰冲市を代表するイベントになりつつある。界頭鎮の沙壩地(さはち)社区(コミュニティー)にある菜の花畑には連日、観光客が押し寄せ、人の波が絶えない。

 騰冲市は2014年から5回の高黎貢花海フェスティバルを成功させてきた。今回のフェスティバルは22日までで、期間中は熱気球カーニバル、星空テント音楽会、オートキャンプ、花の迷路、ネット有名人の写真撮影など一連のイベントが開催されるという。(c)Xinhua News/AFPBB News