【3月22日 CNS】中国水産科学研究院、安徽省(Anhui)農業科学院、安徽張林漁業など4機関による「産学研」共同のオオクチバス品種改良・育成プロジェクト「皖鱸(Wanlu)1号」の調印式がこのほど、同省銅陵市(Tongling)で開かれた。

 中国水産科学研究院・淡水漁業研究センターの唐永凱(Tang Yongkai)博士によると、米国・カリフォルニア州ミシシッピ川(Mississippi River)水系を原産とする肉食性魚類のオオクチバスは、肉質が良くて病気にも強く、成長が早く捕獲しやすいなどの特徴があり、原種から地元独自の品種改良などを進めている。同プロジェクトはすでに第2段階に移行していると説明する。

 唐博士はまた、中国国内におけるオオクチバスの品種改良を早期に実現させ、中国水産業の持続可能な発展をさらに促進させたいとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News