【3月7日 AFP】アルペンスキー女子のフリダ・ハンスドター(Frida Hansdotter、スウェーデン)は6日、今月行われる18-19アルペンスキーW杯の最終戦終了後に現役を引退すると発表した。

 33歳のハンスドターは、昨年行われた平昌冬季五輪の女子回転でミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)を抑えて金メダルを獲得。世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships)では銀メダル二つと銅メダル三つを獲得しており、10代だった2004年にデビューしたW杯では、得意の回転で種目別優勝に輝いた実績を持つ。

 しかし、2月にスウェーデン・オーレ(Are)で行われた今年の世界選手権では、回転で5位、大回転では11位に終わっていた。

 ハンスドターは「今季は以前と同じようなハングリー精神やモチベーションを感じられなかった」「平昌五輪と母国での世界選手権がここ数シーズンの大きな目標だったが、その後のことは考えたくなかった」と述べた。

 また、インスタグラム(Instagram)では「この15年間、スキーで世界を飛び回ってきた。自分の想像を超える限界に挑戦し、いろいろなことを成し遂げてきた。その過程では、最高の人々とも出会えた」「でもW杯に別れを告げ、人生の新しい章を始める時が来た」と記した。

 ハンスドターは、今月13日から17日までアンドラのソルデュ(Soldeu)で行われるレースが現役最後となる。(c)AFP