【3月6日 AFP】ラグビーオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表)主将のキーラン・リード(Kieran Read)が6日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)を最後に代表を引退した後、ジャパンラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ(Toyota Verblitz)に加入することを発表した。

 リードはテストマッチ118試合に出場している33歳のベテランで、オールブラックスでW杯制覇を2回経験し、日本大会では3連覇を狙う。2008年の代表デビューからほどなくナンバー8のレギュラーポジションを獲得し、2013年にはワールドラグビー(World Rugby)の年間最優秀選手にも選出された。

 代表を去るべき時期が来たと話すリードは、「家族も私も海外での経験を楽しみにしているし、日本からは、トヨタ自動車の一員として日本文化に触れる素晴らしい機会をもらえた」とコメントした。

 オールブラックスを率いるスティーブ・ハンセン(Steve Hansen)ヘッドコーチ(HC)も、「飛び抜けた」キャリアを過ごしてきたリードを「素晴らしいリーダーに成長し、仲間からこれ以上ない尊敬を集めている選手だ」「驚くべき実績を残しており、オールブラックス史上最高の選手の一人と言っていいだろう」とたたえつつ、今後のさらなる活躍を祈った。(c)AFP