【3月8日 CNS】「一寨二国(一つの村に二つの国)」が、中国・雲南省(Yunnan)瑞麗市(Ruili)から10キロほどの中緬国境71 号国境標識の傍らにある。国境線がタイ族の村落を二つに分割しており、中国側は「銀井(Yinjing)」、ミャンマー側は「芒秀(Mangxiu)」と呼ばれる。

 村落の中の国境は、竹垣や村道、小川などによって隔てられている。村の中には二つの国にまたがる井戸や橋、樹木の奇観が至る所に見られる。二国を跨ぐブランコに乗って揺らすと、瞬間的に「出国」と「入国」を繰り返し楽しめる。

 中国側の藤のつたが伸びてミャンマー側の竹垣の上で実を結んだり、ミャンマーの鶏が中国の民家に入り込んで卵を産んだり。村の中では、村民が使う言葉や風俗、習慣も同じだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News