【3月6日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は5日、グループステージ第1節が各地で行われ、グループEに所属する昨年王者の鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は、初出場のジョホール・ダルル・タクジム(Johor Darul Ta'zim、マレーシア)に2-1で勝利し、白星発進を切った。

 ホームの鹿島は前半に平戸太貴(Taiki Hirato)のゴールで先制すると、後半にはセルジーニョ(Sergio Antonio Soler de Oliveira Junior 'Serginho')がカーブのかかった鮮やかな追加点を決め、自身のPK失敗を帳消しにした。

 同組の試合では、山東魯能(Shandong Luneng、中国)が敵地で慶南FC(Gyeongnam FC、韓国)と2-2で引き分けた。山東魯能では、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属していたマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)が同大会でのデビューを果たしている。

 グループFのサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)は2度の優勝経験を持つ広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)に0-2で敗れた。

 ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督が率いるホームの広州恒大は、敵陣に入るたびにゴールを脅かし、前半の7分間にタリスカ(Anderson Talisca)とパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior ‘Paulinho’)が広島のネットを揺らした。

 19分、U-23ブラジル代表でのプレー経験があるタリスカがヘディングで先制ゴールを奪うと、26分には同国代表で56試合に出場しているパウリーニョが胸で合わせ、広州恒大のリードを2点に広げた。

 同組のもう一方の試合では、メルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory、オーストラリア)が初出場の大邱FC(Daegu FC、韓国)に1-3で敗れ、ホームで行われた同大会のグループステージでは8年ぶりとなる黒星を喫した。

 この結果、グループFでは広州恒大と大邱FCが勝ち点3で並んでいる。(c)AFP