【3月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は5日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は敵地でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に1-0で勝利し、2戦合計4-0で8強入りを決めた。

 GKのウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)が前半に好セーブを連発し、ドルトムントの反撃の芽を摘んだトッテナムは、ハリー・ケイン(Harry Kane)が後半開始早々にゴールを奪い、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督が就任してからの5年間で初となる準々決勝へ駒を進めた。

 ポチェッティーノ監督はドルトムントの序盤の猛攻をしのいだチームを祝福し、「素晴らしかった。しっかり仕事をこなし、準々決勝に進んだ」「今夜は非常に重要な勝利だと思っている。前半はやや手を焼いたが、サッカーは両チームとも苦しむもの。われわれは準々決勝進出にふさわしい」とコメントした。

「ウーゴは傑出していた。予想していた以上にチャンスを与えたが、それがサッカーだ。第1戦に3-0で勝利して迎えるこのような試合はとても難しい。相手は失うものがないから」

 一方、わずか17試合の出場でチャンピオンズリーグ通算14ゴール目を挙げたケインは、これでトッテナムにおける欧州カップ戦の最多得点者となった。

 一昨シーズンはグループステージで敗退し、昨季はイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に敗れ16強止まりとなったトッテナムのケインは、さらに上のラウンドに進出したいと考えている。

「守るべきか攻めるべきか分からないから、こうした試合はいつも難しい。彼(ロリス)が素晴らしいセービングを見せ、後半は必要とされていたように思い切って勝負に出ることができた」「この勢いに乗っていかないといけない。僕たちはチャンピオンズリーグでは毎年成績を良くしている。今年がどうなるかは誰にも分からない。この調子で最後まで戦い続ける」 (c)AFP