【3月5日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を率いるサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督は4日、元指揮官のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏が同クラブに復帰するかもしれないといううわさについて言及し、レアルは「いつだって(米女優の)ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)よりも求婚者が多い」と述べた。

 2010年から2013年にかけてレアルで激動の3シーズンを送ったモウリーニョ氏は前週、カタールのスポーツ専門局beINスポーツ(beIN Sports)のゲスト解説者として、古巣がFCバルセロナ(FC Barcelona)に敗れた直近の試合を分析した。

 昨年12月にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の指揮官を解任されたモウリーニョ氏は、「かつて率いたクラブに戻るかって?」「しっかりとした組織と野心を持つ条件が整ったクラブであれば、まったく問題はないだろう」と話した。「以前率いたチームから復帰を求められるのは、非常に誇らしいこと」

 今シーズンの序盤に指揮官に就任したソラーリ監督はレアルと2021年までの契約を結んだが、本拠地で行われたバルセロナとの伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」に2度敗れたばかりで、今季のチームにとって唯一の望みは、3連覇中である欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のタイトルとなっている。

 5日に予定されているホームでのアヤックス(Ajax)戦を控え、記者会見に出席したソラーリ監督は、ロバーツさんなら自身かモウリーニョ氏のどちらを選ぶと思うかと質問を受けるとジョークで返した。

「面白い質問だね」「彼女に聞きなよ」と答えた監督は、「最後のを除いて最近の試合で多くのチャンスがあったのは事実。それを生かさなくてはいけない」と続けた。「選手たちには豊富な経験と個性がある」「だからといって、現状に満足しているというわけではない」「われわれはすべての試合に勝ちたいと思っている。勝てない時は不満だが、あすにはまた新しい試合が控えている」 (c)AFP