【3月5日 AFP】今月2日に行われたサッカートルコ3部リーグの試合で、選手がかみそりの刃で対戦相手を切りつけた疑いで取り調べを受けたことが、現地メディアで報じられた。同国の裁判所は4日、加害者とされる選手に条件付きで身柄の解放を認めた。

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 日刊紙ヒュリエト(Hurriyet)の報道によると、トルコ南東部ディヤルバクル(Diyarbakir)に拠点を置くアメドスポル(Amedspor)のMFマンスール・カラール(Mansur Calar)は、裁判所の管理下で身柄を解放され、取り調べは保留となっている。また、裁判所は渡航禁止を命じたという。

 試合の動画では、キックオフ前の整列で問題の選手がかみそりの刃のようなものを手に持っている様子が確認された。対戦相手のサカリヤスポル(Sakaryaspor)は選手4人が負傷したと被害を訴えており、そのうちの一人であるフェルハット・ヤズガン(Ferhat Yazgan)は自身のインスタグラム(Instagram)に、切り傷が付いた首の写真を投稿している。

 アメドスポルのアリ・カラカス(Ali Karakas)会長は訴えられている内容について否定しており、「わがクラブと選手に対する申し立ては、容認できるものではない」「勝ち点3を獲得するために、敵意や憎悪をつくり出す権利などない」と述べたと伝えられた。

 問題の試合は1-1の引き分けに終わっている。(c)AFP