【3月18日 東方新報】大手決済サービスの支付宝(アリペイ、Alipay)が、春節の大型連休となった2月4日から10日までの、中国人の海外での消費データを発表した。取引額が最も高かったのは、タイだった。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 現在、海外でアリペイの決済を導入しているのは54か国・地域に上り、このうち香港地区を除いて取引額が最も多かったのはタイで、1人当たりの消費額は1646元(約2万7317円)だった。アリペイによる取引額は、免税店では50%、コンビニエンスストアでは38%の伸びた。

 中国人のタイへの旅行者数は昨年、過去最高となる1035万人に達した。タイでのアリペイや微信支付(ウィーチャットペイ、WeChat Pay)の導入は、電子決済に慣れている中国人に大変歓迎されているようだ。

 現地メディアは、タイを旅行する中国人は、若者を中心に買い物だけではなく、生活や文化の体験に興味を示しているほか、現地の習慣をより尊重するようになっていると評価している。(c)東方新報/AFPBB News