【3月4日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日、先週米下院で行われた同氏の元顧問弁護士マイケル・コーエン(Michael Cohen)被告の公聴会が米朝首脳会談での交渉が決裂した一因かもしれないと主張し、民主党を非難した。

 2月27・28日にベトナムで行われた2度目の米朝首脳会談が非核化などをめぐって物別れに終わり、トランプ氏は「退席しなければならない時もある。今回はまさにそういう時の一つだった」などと述べていた。

 一方でコーエン被告は2月27日、民主党主導で開かれた公聴会に出席。トランプ氏を「詐欺師でペテン師の人種差別主義者」と呼んで激しく批判した。

 トランプ氏は3日、この公聴会が「退席」の一因となった可能性があると指摘。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)に、「非常に重要な北朝鮮との核をめぐる首脳会談が行われていたまさにその時、民主党は公聴会で有罪判決を受けたうそつきの詐欺師に尋問を行っていた。おそらく米国政治におけるこれまでにない下劣さを示すもので、『退席』の一因となったかもしれない。大統領が外国にいる時にやるなんて前代未聞だ。恥を知れ!」と投稿した。(c)AFP/Frankie TAGGART