【3月4日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは3日、第29節の試合が行われ、レスター・シティ(Leicester City)はワトフォード(Watford FC)に1-2で敗れた。

 レスターは後半アディショナルタイム、アンドレ・グレイ(Andre Gray)に決勝ゴールを決められ、ブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督は初陣を劇的な幕切れで落とした。

 セルティック(Celtic)を率いてスコットランド内の七つのタイトルを獲得していたロジャーズ監督は先月26日、レスターの指揮官に就任した。

 しかし、トロイ・ディーニー(Troy Deeney)からの素晴らしいパスを途中出場のグレイに押し込まれ、かつてリバプール(Liverpool FC)を率いたロジャーズ監督はプレミアリーグの復帰戦で厳しい洗礼を受けた。

 ロジャーズ監督は「われわれが求めるアイデアの多くを植え付けるには時間がかかるだろう」とコメントした。「良い兆しがいくつもあった。結果はついてこなかったが、満足している」

 序盤にジェラール・デウロフェウ(Gerard Deulofeu)のFKにディーニーが合わせてリードを奪ったワトフォードは、レスターがボールを支配しながらも苦しんだことで、勝ち点3を手にするかに思われた。

 しかし75分、ユーリ・ティーレマンス(Youri Tielemans)が送った一本の鋭いパスが相手の守備をこじ開けると、ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)が今季リーグ戦10点目を突き刺し、レスターが試合を振り出しに戻した。

 ロジャーズ監督は「どちらかのチームが勝つことになると思った」「われわれのチャンスの場面では、ユーリが素晴らしいパスを送り、ジェイミーがやるべきことをやってくれた」コメントした。

「ワトフォードが引いて守っていたから、われわれにチャンスが訪れたと感じた。最終的に非常に良い位置に入っていけるようになったが、最後のゴールは試合の運び方の問題だ」

 レスターにも勝ち点3を獲得するチャンスはあったが、DFウェス・モーガン(Wes Morgan)のヘディングは枠を捉えられなかった。

 ワトフォードより勝ち点が8少ないレスターは11位をキープしているが、欧州大会に出場するというロジャーズ監督の望みを果たすまでにはこなさなければならないことがたくさんある。(c)AFP