【3月4日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)で負傷離脱しているネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が3日、母国ブラジルでインタビューに応じ、スペインの強豪レアル・マドリード(Real Madrid)への将来的な移籍に含みを持たせるコメントを残した。

 6週間前にけがした足のリハビリに取り組んでいるネイマールは、2017年に世界最高額でFCバルセロナ(FC Barcelona)からPSGへ加入したが、以降はレアル移籍のうわさが絶えない。

 ネイマールは母国ブラジルのグロボテレビ(Globo TV)で「将来に関しては、どんなことでも起こりうる」と話した。

「レアル・マドリードへ行くと言っているわけじゃないから、そこは落ち着いてほしい。知っての通り、僕はすでに夢をかなえた。バルセロナ(でのプレー)という夢をね」「レアルは世界屈指の強豪だし、選手なら誰でも興味を持っていると思われる。今の自分はパリでとても幸せだ」

 ネイマールは、今回の負傷の知らせを聞いたバルセロナのリオネル・メッシ(Lionel Messi)から連絡があったことを明かしている。ネイマールは「みんなやチームからのサポートを一番必要としていたときに、世界最高の選手が『君を助けるためにここにいるよ』と言ってくれたんだ」と話した。

 また、PSGの同僚であるキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)については、ライバルであると同時に史上最高レベルの選手になれると考えており、「歴史に名を刻むような選手になるよ。自分も彼が最高の選手になる手助けをしている。バロンドール(Ballon d'Or)を競う相手だけど、レオ(メッシ)と同じように、彼との間には友情があるんだ」とコメントした。

 PSGは6日、ネイマール不在の中でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝トーナメント1回戦第2戦に臨む。

 ネイマールは昨シーズンにも今回と同じ中足骨を骨折し、3か月の離脱を経てW杯ロシア大会(2018 World Cup)直前に復帰した。今回クラブは、チームが勝ち進んだ場合に戦うことになる4月のチャンピオンズリーグ準々決勝には間に合うと考えている。(c)AFP