【3月4日 AFP】18-19スペイン1部リーグは3日、第26節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は2-0でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を退け、リーグ優勝へのかすかな望みをつないだ。

 アトレティコはアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が前半の3分間に2ゴールを挙げてリードすると、後半途中にコケ(Koke)が退場処分を受けて10人になりながらも逃げ切った。

 チームはこれで、前日3位レアル・マドリード(Real Madrid)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」を制した首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点7差をキープ。2月にはレアル・ベティス(Real Betis)とレアル・マドリードに連敗してリーグ無敗記録が18で途切れた時期もあったが、これでリーグ3連勝を飾っている。

 チームを率いるディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は「コケの退場でプラン通りに試合を進めることができなくなった」「守らなくてはならなくなったが、自陣ペナルティーエリアでは強さを見せ、どうしても勝ちたかった試合をものにすることができた」とコメントした。

 モラタは、30分にトマ・レマル(Thomas Lemar)のCKから、ディエゴ・ゴディン(Diego Godin)が角度を変えたボールを頭でゴールへ押し込み、序盤劣勢だったチームに先制点をもたらすと、すぐさま2点目を奪取した。1月にチェルシー(Chelsea)から期限付きで加入した後は4試合連続で不発だったが、これで直近は前節ビジャレアル(Villarreal CF)戦に続いて2戦3ゴールを挙げている。

 他会場では、ヘタフェ(Getafe CF)が欧州カップ戦出場を争うベティスとの直接対決に2-1で勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場に向けて大きな1勝を挙げた。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)レベルの大会には過去2回出場しているヘタフェだが、チャンピオンズリーグの出場権を獲得すればクラブ史上初となる。同大会出場の最後の1枠争いは勝ち点9差の中に7チームがひしめいているが、ヘタフェはアラベス(Alaves)と勝ち点2差の4位を守り、ベティスは順位を8位に落としてヘタフェとの勝ち点差も6に広がった。(c)AFP