【3月2日 AFP】2014年に開催されたソチ冬季五輪のフリースタイルスキー女子スロープスタイルで銀メダルを獲得したデビン・ローガン(Devin Logan、米国)が、大麻に含まれ、禁止薬物に指定されているテトラヒドロカンナビノール(THC)に陽性反応を示し、資格停止処分となった。同国反ドーピング機関(USADA)が1日に発表した。

 ローガンは、昨年12月に米コロラド州コッパーマウンテン(Copper Mountain)で行われた大会前に銘柄不明の製品を摂取し、大会期間中の検査で違反が指摘された。

 26歳のローガンは検査が行われた同月7日にさかのぼって6か月の出場停止処分が科されたが、USADAの反ドーピング教育プログラムを終えた後、処分期間が3か月に短縮されたという。

 ローガンは自身のフェイスブック(Facebook)に、「重大な過ちを犯したことを全面的に認めます」と投稿すると、「カンナビジオール(CBD)製品を使用して気分が楽になりましたが、パッケージに書かれていたTHCはほんの微量で、それ以上の量は含まれていないと信じていました」と説明した。

 しかしながら、検査で陽性反応を示した後、ローガンが摂取した物質に関してチームが分析したところでは、THCのレベルは「記載されていたよりもはるかに多い」ことが発覚したという。

「言い訳にならないことは分かっています」「製品を信頼すべきではありませんでした。このことが、CBD製品を使用する人々にとって重要な教訓になることを望んでいます」「効果があるかもしれませんが、CBD製品を使用することは大きな危険を伴うものであり、私がそういったのリスクの証拠です」 (c)AFP