【2月28日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の第2回バルセロナ合同テストは27日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)のカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で2日目が行われ、4度の総合優勝を誇るフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がクラッシュした一方、マクラーレン(McLaren)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が最速タイムを記録した。

 ベッテルは時速241キロで突入したターン3でコースアウトし、バリアーに衝突。マシンはカバーをかけられてレッカー移動された。その後に必要となった調査により、フェラーリはチームメートのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)がタイムを計測できなかった。

 原因について問われたベッテルは「分からない」「アクセルに問題があった。マシンのコントロールを失っていたからね。今はチームで原因究明に取り掛かっている。良い状況とは言えない」「クラッシュの後にダメージが多く残ったから、修理する必要がある」と話した。

 ベッテルのクラッシュにより45分にわたって中断されたレースでは、130周を走行したサインツが最速ラップを記録。88周を走ったレーシングポイント(Racing Point)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が2番手、アクシデントのあったベッテルが40周の走行で3番手のタイムをマークした。一方、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は102周を走り、9番手に終わった。(c)AFP