【2月27日 AFP】インドネシアの北スラウェシ(North Sulawesi)州ボラアンモゴンドウ(Bolaang Mongondow)県で違法金鉱が崩壊し、27日までに少なくとも3人が死亡した。生き埋めになっている数十人の捜索活動が現在も続いている。

 災害当局によると26日夜、金鉱の崩壊が引き金となって土砂崩れも発生した。これまでに3人の死亡が確認された一方で、27日朝には、がれきに埋まっていた14人の生存者が救出された。

 現地は急な斜面で、土壌の状態が不安定なことから、救助活動は難航している。30人以上が今なお取り残されている可能性があるという。生き埋めになっている犠牲者の中には、救助隊の呼び掛けに応じた人もいたが、生存者の数は明らかになっていない。
 
 国家災害対策庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ(Sutopo Purwo Nugroho)報道官は「当時、数十人が金を採掘していた。土壌の状態が不安定なことが原因で、梁(はり)と支えの板が突然壊れた」と述べた。土壌が不安定な原因は、鉱山業者が多数の穴を掘ったことがあるという。(c)AFP/Rahmat Gilalom