【2月27日 AFP】国際スキー連盟(FIS)は26日、3日前の23日にスイスのクランモンタナ(Crans-Montana)で行われた18-19アルペンスキーW杯、女子滑降第7戦の結果について、タイムの計測に誤りがあったため、上位数選手の順位が入れ替わることを発表した。

 優勝はソフィア・ゴッジア(Sofia Goggia、イタリア)で変わらないが、着順3位でその後4位に順位を落としていたニコル・シュミットホファー(Nicole Schmidhofer、オーストリア)は2位へジャンプアップ。コリーヌ・スッター(Corinne Suter、スイス)も5位から3位へ順位を上げた。

 逆にスイスの別の2選手は表彰台圏内から転落し、ヨアナ・ヘーレン(Joana Haehlen)は2位から4位、ララ・グート(Lara Gut)は3位から6位となった。

 FISによれば、レースでは選手がフィニッシュラインを切った瞬間に自動的に止まるはずのタイム計測器が、設置場所が高すぎたためにヘーレンやグートら4選手のレースで正常に作動せず、その後のタイム調整で誤りがあったことが原因だという。

 またこの結果、滑降の種目別順位で年間トップに立つシュミットホファーは30ポイントを加え、シーズン2戦を残して2位につける同胞ラモナ・ジーベンホーファー(Ramona Siebenhofer)との差を90ポイントに広げている。

 大会に計測機器を供給していたスイスの時計メーカー、ロンジン(Longines)は、「タイム計測に関する不幸な出来事があった」と発表していた。(c)AFP