【3月10日 CNS】中国・陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)蓮湖区(Lianhu)の無形文化遺産に指定されている面塑技術の伝承者・張倍源(Zhang Beiyuan)さん(33)は幼い頃から人形作りが好きだった。

 張さんの作る「面塑(Miansu、小麦などの穀物の粉を練って作る人形)」は、生きているように見える。最も大きい人形は1メートル50センチ。これを作るのに、約19キロの材料を使用した。小さいものは緑豆の粒ほどだ。張さんは、50秒もたたないうちに人物の頭部をこねあげる。

 張さんはさらに、人形の伝統技法とアニメの要素を結合させている。材料の配合や彫刻刀の使い方を公開しており、人形愛好家の間では「面人の張」と呼ばれる有名人だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News