【2月25日 AFP】18-19イタリア・セリエAは24日、第25節が行われ、リーグ首位に立つユベントス(Juventus)はパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)が決勝点を決めて1-0でボローニャ(Bologna FC)を下し、同日パルマ(Parma Calcio)に4-0で完勝した2位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差13を守った。

 ユベントスは67分、ブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)のクロスを相手DFがはじいたところに、途中出場のディバラが詰めて得点を奪った。

 一方のナポリは、リーグ戦ではここ2試合で得点を奪えていなかったものの、19分にピオトル・ジエリンスキ(Piotr Zielinski)が先制点を決めると、36分にはアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)がFKを壁の下に通して追加点。後半に入ってミリクが再び得点を決めると、さらにアダム・ウナス(Adam Ounas)が見事なパスつなぎからゴールし、得点劇を締めくくった。

 ユベントスは次節、ナポリの本拠地サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)に乗り込むが、敗れることさえなければ、事実上のリーグ戦8連覇が決まることになる。

 3位につけるインテル(Inter Milan)は、101分にPKから得点を許して3-3でフィオレンティーナ(Fiorentina)と引き分け、ナポリとの勝ち点差は9に開いた。また、4位につける同都市のライバルACミラン(AC Milan)が、22日の試合でエンポリ(Empoli)に3-0で勝利したため、その勝ち点差は2に縮まっている。

 3-2で迎えた終盤、フィオレンティーナはインテルのダニロ・ダンブロージオ(Danilo D' Ambrosio)のハンドの反則でPKを与えられたが、ボールはアンブロージオの胸に当たったように見えた。

 インテルのルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は、「理屈もなにもない、明らかだった。胸だったよ。議論にもならない」と憤った。

 このPKをヨルダン・ヴェレトゥ(Jordan Veretout)が、インテルの守護神サミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)が飛んだ方向とは逆に蹴り込み、貴重な勝ち点1を手にしたフィオレンティーナは、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)出場権が与えられる6位に勝ち点2差の9位につけた。(c)AFP