【2月22日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)で暫定ゼネラルマネジャー(GM)を務めるダニー・フェリー(Danny Ferry)氏は21日、チームのオールスター選手で自ら志願した他チームへのトレードがかなえられなかったアンソニー・デイビス(Anthony Davis)について、今後はプレー時間が少なくなると明言した。

 オールスターブレーク期間中に解任された前GMのデル・デンプス(Dell Demps)氏の代理を務めているフェリー氏は、「アンソニーのプレー時間は短くなるだろう」と述べると、シーズン後半は若手選手の出場時間を増やす意向を示した。

 デイビスは今季のプレー時間が一試合平均36分となっているが、シーズン後半は平均20分から25分まで短縮されると予想されている。ブレーク前の最後の試合では肩を痛めて途中退場を余儀なくされ、その3日後に行われたNBAオールスターゲーム2019(2019 NBA All-Star Game)では5分間の出場にとどまっていた。

 今季の通算成績が26勝33敗でウエスタンカンファレンスのプレーオフ出場圏内まで6ゲーム差をつけられているペリカンズは、22日のインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)戦に向けて敵地に乗り込むことになっている。

 ペリカンズがペイサーズに107-109で敗れた4日のホームゲームには出場していなかったデイビスだが、両チームにとってブレーク開け初戦となるこの試合にの出場に備えていると見られている。

 ペリカンズのゲイル・ベンソン(Gayle Benson)オーナーは、「私とファンが期待しているのは、チームが残りのシーズンでハイレベルな戦いをすること」とすると、「今シーズンが終わりに近づくころにはさらに多くの重要な決断を抱えていると思われる中で、われわれは適切な体制を整えて引き継ぎを行い、チームが正しい方向に進んでいくことを確実にすべく、注力している」と述べた。(c)AFP