【2月22日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は21日、自身を飲み込むことになるであろう重圧について不安はないと主張した。

 ザウバー(Sauber)から加入した21歳のルクレールは、2007年にチーム最後のドライバーズタイトルを獲得したキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)に代わって今季フェラーリでの最初のシーズンを迎える。高い評価を受けるルクレールは、名門ながら10年以上続いているフェラーリの無冠に終止符を打つための力になろうとしている。

 しかし、プレシーズンの合同テスト2日目で最速タイムを記録したルクレールは、4度の世界王者に輝いた10歳年上のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がパートナーとなるシーズンにかかる期待について軽くあしらった。

「そのことは考えないようにする。コースの外では人が自分に何を期待しているかは考えず、エンジニアたちとコースの内外でしなければならない仕事や、自分自身に集中することが重要だ」

「コースに入ってからとても良い仕事ができている。すべての感情を脇に置くようにした」

 昨年F1デビューを飾ったルクレールはまた、スタートグリッドの半ばにつけていたザウバーから、16度のコンストラクターズタイトルと15度のドライバーズタイトルを獲得してきたフェラーリへのステップアップは一つの挑戦になると明かした。

 フェラーリが最後にコンストラクターズタイトルを手にしたのは、ライコネンがドライバーズタイトルを獲得した翌年の2008年にまでさかのぼる。

 ルクレールは、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が5連覇を果たすなど覇権を握っているメルセデスAMG(Mercedes AMG)の牙城を崩すための術やドライバーが、フェラーリにはそろっていると確信している。

「僕らには強力なマシンがあると思っている。でも、メルセデスを含めた直接的な競争相手と比較することについて、はっきりとするのは最初のレースになるだろう」

 2019年のF1シーズンは、3月17日に決勝が行われるオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2019)で開幕する。(c)AFP