【2月19日 AFP】米司法省のロッド・ローゼンスタイン(Rod Rosenstein)副長官が3月半ばで退任する見通しとなった。米CNNなどが18日、報じた。2016年米大統領選のロシア介入疑惑捜査の監督役を務めたローゼンスタイン氏の退任は、時間の問題とみられていた。

 ローゼンスタイン氏に関しては、米連邦捜査局(FBI)のアンドルー・マケイブ(Andrew McCabe)前副長官が17日に放映された米CBSの報道番組「60ミニッツ(60 Minutes)」の中で、2017年にトランプ大統領がジェームズ・コミー(James Comey)長官を解任した後に、トランプ氏の会話の盗聴や大統領の解任手続きを定めた合衆国憲法修正25条の発動をローゼンスタイン氏が提案してきたと暴露していた。

 だがCNNは18日夜、司法省関係者の話として、ローゼンスタイン氏の退任はマケイブ氏による暴露とは無関係であり、後任としてウィリアム・バー(William Barr)氏の司法長官の就任が確定したための退任だと伝えている。(c)AFP