【2月19日 AFP】イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)に所属するリーズ・ユナイテッド(Leeds United)は18日、対戦相手へのスパイ行為で罰金20万ポンド(約2860万円)とけん責処分を受けたと発表した。その一方、プレミアリーグ昇格を目指す中で勝ち点の剥奪は免れた。

 リーズは先月、同リーグに所属するダービー・カウンティ(Derby County)との試合を前に、相手チームの練習にスパイを派遣していたことをマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督が認め、イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)の調査対象となっていた。

 同クラブは、「リーグに関連する全ての問題や活動について、各クラブは互いのチームとリーグに対して最大限の善意をもって振る舞うものとする」と明記されたリーグ規則3.4に違反したことを正式に認めた。

 しかしながら、ビエルサ監督が具体的にどのような違反を犯したかについては、ほとんど明らかにされなかった。EFLは今後の対策として、各チームに対して試合直前の72時間前には、招待されない限り対戦相手の練習を見学することを禁止するという新規則の導入を検討している。

 EFLのトップを務めるショーン・ハーヴェイ(Shaun Harvey)氏は18日、リーズへの処分を発表し、「今回の制裁は、こうした行為が容認できないことを強調し、将来において不正行為を企てようとするクラブへの明確な抑止力となる」と述べた。「われわれはこの問題から前進していく。そして今月末に全クラブで会合を開き、具体的な規則を導入するための議論を開始する」 (c)AFP