【2月19日 Xinhua News】中国民用航空局によると、中国では2018年、乗客延べ2億2500万人がペーパーレス搭乗した。民間航空業界では、今後もペーパーレス化をはじめとする電子化を進める方針だ。

 同航空局の統計では、全国の229の空港が昨年、ペーパーレス搭乗システム「航信通」を導入している。年間乗降客数(利用者数)が1000万人規模の32の空港では、国内便の乗客を対象に、ペーパーレス搭乗サービスを提供している。上海浦東国際空港では、国内線のみならず、国際線もペーパーレス化された。

 急成長を遂げる民間航空業界にとって、電子化を進めることは、効率アップや経費削減といったメリットがある。ペーパーレス搭乗のほか、手荷物についても、自動手荷物預け機や、追跡サービスなどに電子化技術を応用している。

 同航空局は今年年初に、ペーパーレス化サービスを拡大し、顔認証・自動チェックイン・自動手荷物預け機などのシステム整備を奨励するほか、機内インターネット環境の整備を推進するという発展目標を発表した。

 同航空局が発表した統計では、中国航空業界の輸送乗客数は2018年、前年比10.9%増の延べ6億1000万人、貨物・郵便物の輸送量は同4.6%増の738万5000トンだった。(c)Xinhua News/AFPBB News