【2月18日 AFP】アルペンスキー世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2019)は17日、スウェーデンのオーレ(Are)で男子回転が行われ、マルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が優勝を飾り、大会最多タイとなる通算7個目の金メダルを獲得した。

 ビブナンバー3のヒルシャーは1本目に圧倒的なタイムを記録し、そのリードを維持して完勝。回転での世界タイトルは2013年、2017年に続き3度目で、個人種目での金メダルは5個目。ヒルシャーは他に2013年と2015年に団体で栄冠に輝いている。

 これが自身最後の世界選手権になる可能性を示唆しているヒルシャーは、合計タイム2分5秒86を記録。同胞のミハエル・マット(Michael Matt)とマルコ・シュワルツ(Marco Schwarz)がそれぞれ2位と3位に続き、オーストリア勢が表彰台を独占した。

「チームのみんなに感謝したい。彼ら無しでは不可能だった。彼らが一生懸命取り組んでくれたおかげで、僕はここに立てている」と語ったヒルシャーは「信じられない。2013年、2017年、そして今回の2019年大会。自分にとって最後の世界選手権かもしれないから、新たに金メダルを取れてうれしい」と喜んだ。 (c)AFP/Luke PHILLIPS