【2月18日 AFP】18-19フランス・リーグ1は17日、第25節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の見事なボレー弾で1-0とサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)に辛勝し、2位との勝ち点を12に開いた。

 エムバペは73分、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)のパスに走り込むと、振り向きざまにダイレクトでボレーシュートを蹴り込んだ。得点王争いで首位に立つエムバペは、これで今季リーグ戦の得点数を19に伸ばしている。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「エムバペは毎日のトレーニングでレベルの高さをみせていて、ゴールを決めることへの気持ちが強い。それが彼の持つ資質だ。スペシャルな選手だ」とコメントしている。

 エムバペは17-18シーズン開幕前にASモナコ(AS Monaco)からPSGに加入して以降、通算で45点を挙げている。

 サンテティエンヌのジャンルイ・ガセ(Jean-Louis Gasset)監督は、「間もなく世界最高の選手になる20歳の選手に、どこからともなくゴールを決められ負けた」と振り返った。

 この日モンペリエ(Montpellier HSC)と0-0で引き分けた2位リール(Lille OSC)よりも2試合消化の少ないPSGのリーグ2連覇は決まったも同然で、チームは15-16シーズンに樹立した最多勝ち点96の更新に目を向けている。

 トゥヘル監督は、敵地で勝利した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦の遠征を受けて、マルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)を休養させ、レアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)をリーグ戦で初めて先発に起用した。

「マンチェスター・ユナイテッド戦の後は、どの選手も肉体的にも精神的にも疲れていた。試合をコントロールし、集中してプレーするには必要なことだった」と指揮官は語っている。(c)AFP