【2月17日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2019)は16日、シングルス準決勝が行われ、ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が4-6、6-3、6-4で大会第5シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)を破り、決勝へ駒を進めた。

 準優勝に終わった2016年以来となる同大会の決勝に進出した32歳のモンフィスだが、試合後には左手首の故障により、今週は痛み止めを飲みながらの戦いになっていると明かした。

 現在世界ランキング33位のモンフィスは「初日に激しく転倒して以来毎日痛みを感じ、鎮痛剤を服用している。あまり良くないが、理学療法士とやり取りしながらやっている」「あまり考えないようにしている。今の勢いで乗り越えられたらと思う」と話した。

 この勝利でモンフィスは、メドベージェフに前週のソフィア・オープン(Sofia Open 2019)で敗れた借りをすぐに返した。同大会で優勝したメドベージェフは、これが今季わずか3敗目で、シーズン通算成績は14勝3敗となっている。

 モンフィスは決勝で四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と対戦する。ワウリンカは遅い時間帯に行われた一戦で第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)を6-2、4-6、6-4の逆転で下した。

 友人同士のモンフィスとワウリンカは2年前の全仏オープンテニス(French Open 2017)が直近の対戦となっており、その時はワウリンカが勝利している。(c)AFP/Bill SCOTT