【2月17日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2019)は16日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)は2-6、6-4、4-6で四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に敗れた。

 錦織は、開始から4ゲームを連取されるなどして第1セットを落としたが、続く第2セットは逆に4-0と先行し、そのまま試合を振り出しに戻した。しかし、最後は第3セット第10ゲームで相手に許したマッチポイントで強烈なリターンエースを喫し、敗戦が決まった。

 ABNアムロ世界テニストーナメントは今回が初出場だった錦織は「第1セットのスタンのプレーは良かったが、素晴らしいというほどではなかった」「自分がミスをしすぎたし、アンフォーストエラーがあまりにも多かった。もっといいプレーができたと思う。とにかくミスが多すぎた」と振り返った。

 今年はブリスベン国際(Brisbane International 2019)を制し、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)では8強入りを果たした錦織にとっては、これが今季2敗目となった。

 一方、試合を通して8本のエースに加え、35本のウイナーを記録したほか、錦織のサービスゲームを5度ブレークした2015年大会覇者のワウリンカは、2017年5月のジュネーブ・オープン(Geneva Open 2017)以来約1年半ぶりの決勝進出となった。

 2017年夏には膝に2度の手術を受けた33歳のワウリンカは決勝で、友人でもあるガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)と対戦する。モンフィスは同日、第5シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に4-6、6-3、6-4で逆転勝ちした。(c)AFP/Bill SCOTT