【2月14日 AFP】マレーシアのボルネオ島(Borneo Island)で13日、川でワニに襲われて行方が分からなくなっていたインドネシア人男性(40)が遺体で見つかった。マレーシア警察が14日、明らかにした。

 警察などによると、ボルネオ島のサラワク(Sarawak)州で12日、インドネシアからパーム油プランテーションに出稼ぎに来ていた男性とおいが川でカニを獲っていたところ、男性の姿が見えなくなった。男性を捜していたおいが、川面に浮かび上がった男性の頭を目撃したが、男性は再び沈み、行方が分からなくなり、翌日に遺体となって発見された。遺体にはかまれた痕が無数にあり、警察は男性はイリエワニにかみ殺されたものと断定した。

 ボルネオ島にはマレーシア、インドネシア、ブルネイの三か国の領土がある。イリエワニは同島マレーシア領のサバ(Sabah)州とサラワク州の河川やビーチでよく目撃されるワニで、近年では人がイリエワニに襲われる事件が相次いでいる。イリエワニは体長が最大で7メートルにもなる。(c)AFP