【2月14日 AFP】女子テニスの世界ランキングで5位につけるカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は13日、カタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2019)を棄権すると発表した。

 開幕の数日前、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)を制し、世界ランキングで1位に立った大坂なおみ(Naomi Osaka)が欠場を表明するなど、今大会は多くの欠場者に見舞われている。

 大会が始まると、キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)やアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)、キャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)といった選手も相次いで棄権しており、世界ランキング20位以内の選手が欠場になるのはプリスコバで5人目となった。

 かつて世界ランキング1位を経験したプリスコバは、記者団に対し「初日から体調が優れず、準備ができていなかった」と話した。

「こんなふうに感じるのは本当に初めて。あらゆる場所に移動して試合をたくさんこなしていれば、もちろん疲れるのは当たり前」「けれど、私の体は準備ができていないように感じる。ここ数日は熱もある」

「首に痛みのようなものはまったくないが、体全体がとても疲れているように感じる。何もしていないのに、けさからは筋肉も痛み始めた」

 2017年大会(Qatar Total Open 2017)の女王で、大会第2シードに入っていたプリスコバは、この日エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)との初戦に臨む予定だった。

 プリスコバの代わりには偶然にも双子のクリスティナ(Kristyna Pliskova、チェコ)が出場することになったが、2-6、6-7(3-7)でメルテンスに敗れている。

 同日行われた他の試合では、第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)がレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)を6-2、6-3で破り、準々決勝進出を決めた。

 四大大会(グランドスラム)を3度制覇している第3シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は、終盤にアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)の反撃に遭いながらも6-1、7-6(7-3)で勝利した。

 また、第5シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)は、体調が芳しくないと認めながらもカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)を2-6、6-1、6-1で下し、第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は、エレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を6-4、6-4で破った。(c)AFP/David HARDING