【2月12日 AFP】飛行機事故で死亡したイングランド・プレミアリーグ、カーディフ・シティ(Cardiff City)のアルゼンチン出身FWエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手(28)の検視審問が11日、イングランド南部、イギリス海峡に面するボーンマス(Bournemouth)で開かれ、サラ選手の死因は「頭部と胴体の負傷」だったと明らかにされた。

 イングランドの法律では、不慮の死について検視審問を行い、死亡者の身元確認、死亡した日時と場所の特定、死亡の経緯を明らかにすることになっている。検視審問では責任の追及は行わない。

 カーディフ・シティに移籍したサラ選手は1月21日、小型機で新しい所属チームの本拠地・英カーディフ(Cardiff)に向かっていたところ、この小型機がイギリス海峡ガーンジー(Guernsey)島付近に墜落した。

 機体の残骸は海底で発見された。サラ選手の遺体は収容され、指紋で身元が特定されたが、機体はまだ海底に残されており、パイロットのデビッド・イボットソン(David Ibbotson)さんは依然として行方不明になっている。

 次回の検視審問は11月6日に開かれる。それまでの間、さらなる調査が行われる。(c)AFP