【2月8日 AFP】トルコ・イスタンブールで6日起きたアパート崩壊事故で、がれきの中から新たに遺体が見つかり死者は10人に増えた。半国営アナトリア(Anadolu)通信が、イスタンブール県のアリ・イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)知事の7日の発表として報じた。

 崩壊したのはイスタンブール・アジア側のカルタル(Kartal)地区にある8階建てのアパート。崩壊の原因は今のところ明らかになっていない。

 イェルリカヤ知事によると、このほか負傷者は13人でうち3人は重傷だという。

 救助隊員らはコンクリートや金属の混じったがれきの中で救助活動を続け、7日には5歳の女児を救出した。女児は病院に搬送されたが、容体は今のところ不明となっている。アパート付近では複数の自動車もがれきで押しつぶされた。

 アパート崩壊時にアパート内にいた人の数は現時点で明らかになっていない。アナトリア通信によると、14戸に43人がアパートの住民として登録されていた。

 報道によると、アパートの8階のうち3階分は違法に増築されたという。(c)AFP