【2月6日 AFP】マケドニアが6日、北大西洋条約機構(NATO)の加盟議定書に署名した。国名をめぐるギリシャとの長年の論争が決着したことを受け、マケドニアはNATO加盟に向けて重要な一歩を踏み出した。

 ベルギー首都ブリュッセルにあるNATO本部で、マケドニアのニコラ・ディミトロフ(Nikola Dimitrov)外相、および現在の全加盟国の代表が集まり、議定書に署名した。

 現行の加盟国全てが批准すれば、マケドニアは30か国目の加盟国となる。

 「歴史的な日」とコメントしたNATOのイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は、ツイッター(Twitter)に「すべての#NATO加盟国がマケドニアの加盟議定書に署名した。(NATOの)地域全体に安全と繁栄がさらにもたらされることになるだろう。NATO本部外に30か国の旗がはためく日を心待ちにしている」と投稿した。

 マケドニアの国名を「北マケドニア共和国」に変更するという、ギリシャと先月結んだ合意は、世界で最も長く続いてきた外交論争の一つを終結させ、マケドニアのNATOおよび欧州連合(EU)加盟に道を開いた。(c)AFP