【2月7日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2018-19)は6日、準決勝の第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は敵地でFCバルセロナ(FC Barcelona)と1-1で引き分け、決勝進出に向け優位に立った。

 この一戦では、レアルのギャレス・ベイル(Gareth Bale)とバルサのリオネル・メッシ(Lionel Messi)がそれぞれベンチスタートとなったが、代わりとして先発した選手たちがその喪失感を埋め、レアルはルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)が早々に先制点をマークすると、バルサはマウコム(Malcom Filipe Silva de Oliveira)がカーブのかかったシュートで同点に追い付いた。

 試合開始から20分間、印象的なプレーをみせたレアルはその後のほとんどの時間帯で押される展開となったが、1-1という結果は27日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われる第2戦に向けて好位置につけた。

 昨年10月に行われた「エル・クラシコ(El Clasico)」に1-5と大敗し、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)前監督を解任していたレアルにとって、この日みせた勇敢かつはつらつとしたパフォーマンスは、カンプ・ノウ(Camp Nou)で味わった当時の屈辱を払しょくするのに手を貸すはずだ。

 大腿(だいたい)部に負傷を抱えているメッシと、ふくらはぎのけがの回復後、定位置の確保に苦戦しているベイルは、ともに60分過ぎからピッチに登場したが、決勝点をもたらすことはできなかった。

 一方で、この試合で注目を集めたのはレアルのビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)だった。

 レアルの選手として21世紀のクラシコで最年少出場記録を更新した18歳のビニシウスは、後半に交代するまで相手にとって最も脅威的な存在であり続けた。

 バルセロナのマウコムは未知数だったが、最終的にはゴールを挙げ、試合を振り出しに戻した。(c)AFP/Thomas ALLNUTT