【2月4日 AFP】18-19フランス・リーグ1は3日、第23節の試合が行われ、 パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に1-2で敗れ、無敗優勝の可能性がついえた。

 PSGは7分、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が先制点を挙げたが、ムサ・デンベレ(Moussa Dembele)に同点弾を許すと、48分にはデンベレが獲得したPKをナビル・フェキル(Nabil Fekir)に決められ逆転された。

 PSGのFWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は、「黒星が妥当だったかは分からない。前半は負けても仕方がない内容だったが、後半は僕らが試合を支配していた」と話した。

 敗れはしたが、昨年王者のPSGは2位リール(Lille OSC)に勝ち点差10をつけており、消化試合も二つ少ない。一方のリヨンは4位とのポイント差をさらに三つ広げ、3位の座を固めている。

 リヨンのブルーノ・ジェネシオ(Bruno Genesio)監督は、「ハイプレッシャーと素早いトランジション、そしてマイボールになった時に相手を苦しめるという計画通りのプレーができた」と振り返った。「相手はリーグ1でそうした戦い方に慣れていなかったと思う」

 PSGは今後、3部FCヴィルフランシュ(FC Villefranche)とのフランス杯(French Cup 2018-19)と、ボルドー(FC Girondins de Bordeaux)とのリーグ戦を控えているが、これで全神経は12日に行われるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)に注がれることになる。

 この試合の観客席には、イングランド・プレミアリーグでレスター・シティ(Leicester City)に1-0で勝利を収めたばかりのユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督とマイク・フェラン(Mike Phelan)アシスタントコーチの姿があった。

 この日のPSGは守備陣がなすすべなくリヨンに切り裂かれ、負傷中のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が不在の中で攻撃の負担もエムバペに集中しており、ユナイテッドの2人はこの試合から多くを学んだだろう。

 エムバペは「チャンピオンズリーグのことは心配していない」「僕らは一試合一試合を戦ってチャンピオンズリーグを待つ」と付け加えた。 (c)AFP/Jed Court