【2月3日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は2日、第20節の試合が行われ、王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)がバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に1-3の敗戦を喫して3位に転落し、首位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との勝ち点差が7に開いた。

 後半に3ゴールを許してバイエルンが今季4度目の敗戦を喫する中、ドルトムントはフランクフルト(Eintracht Frankfurt)と1-1で引き分けて勝ち点を1積んだ。

 リーグ戦での連勝が7でストップしたバイエルンは、この日シャルケ04(Schalke04)に2-0で勝利したボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に得失点差で追い抜かれ、3位に転落している。

 バイエルンのニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は「唯一の救いはドルトムントが勝ち点3を手にしなかったこと」と、コメントしている。

 バイエルンは41分、レオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)がボックストゥボックスの見事な働きぶりからここ3試合で4点目を決めて先制。ゴレツカは戻りながらの守備でカウンターアタックの起点になると、敵陣ペナルティーエリアに駆け込んでヘディングシュートを決めた。

 その後バイエルンはハーフタイムを前にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がネットを揺らすも、これがわずかにオフサイドと判定されノーゴールになると、後半にレバークーゼンが巻き返した。

 53分にレオン・ベイリー(Leon Bailey)が、親指を負傷したマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)の代役GKスヴェン・ウルライヒ(Sven Ulreich)から直接FKで得点したレバークーゼンは、63分にはケビン・フォラント(Kevin Volland)が逆転ゴールを決め、さらに89分にはベイリーに代わってピッチに入ったルーカス・アラリオ(Lucas Alario)が追加点を決めた。

 敵地フランクフルトに乗り込んだドルトムントは22分、ラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)が2人を抜き、3人目を引きつける見事なドリブルからパスを出し、フリーのマルコ・ロイス(Marco Reus)が得点を決めた。

 今季リーグ戦で13得点を挙げ、さらに9ゴールを生み出しているロイスだったが、前半だけでさらに4点を挙げられるチャンスがあったものの、シュートは枠を外れ、バーにも当たった。

 しかしながらフランクフルトは36分、リーグ得点王のルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)がクロスボールをゴールに押し込んだ。

 ドルトムントのGKロマン・ビュルキ(Roman Burki)は試合後、リードを奪いながらもそれを守れなかったこともあり、バイエルンの敗戦を「小さな慰め」と語った。(c)AFP/Ryland JAMES