【2月2日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2019)は1日、第1節の試合が行われ、ウェールズが16点差をひっくり返し、フランスに24-19で前代未聞の大逆転勝利を飾った。チームを率いるウォーレン・ガトランド(Warren Gatland)ヘッドコーチ(HC)は、選手たちについて「負け方を忘れた」とたたえた。

 ウェールズは雨に見舞われる中でつかんだこの勝利で連勝を10に伸ばし、1999年に元オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のグレアム・ヘンリー(Graham Henry)氏の下で成し遂げた連勝記録に並んだ。

 ガトランドHCは、フランスに0-16の大量リードを許してハーフタイムに突入した後、後半に入ってチームが逆転に成功したことを振り返り、「奇妙な感じだった」とすると、「公平な見方をするならば、フランスは前半とても良かった。われわれはミスが多すぎた。ターンオーバーもあったし、悪天候で攻めようとしすぎてしまったかもしれない」と語った。

「後半は、こちらが大きく上回った。チャンスを作り出して得点に結びつけた」

 ウェールズが後半開始直後にトモス・ウィリアムズ(Tomos Williams)がトライを決めたのに対し、フランスはハーフバックのモーガン・パラ(Morgan Parra)とカミーユ・ロペス(Camille Lopez)がキックで13点を入れ損なうと、ジョージ・ノース(George North)に2度のトライを許した。

 ウェールズの主将アラン・ウィン・ジョーンズ(Alun-Wyn Jones)は、「16点差をひっくり返すなんて、国際試合ではほとんどあり得ない。だけど、自分たちは後半開始から激しく追い上げ、それを成し遂げてみせた」と喜んだ。(c)AFP