【1月31日 AFP】カナダ政府は30日、今年10月に総選挙が行われるのを前に、情報操作や国外からの介入を阻止する特別対策班を設置した。米欧の選挙でサイバー攻撃や介入が発生したことを受けての措置。

 今年の総選挙では、ジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相率いる与党・自由党が再び過半数獲得を目指している。

 連邦警察、外務省、通信安全保障局、情報機関などが関わる同班は、ソーシャルメディア上の活動分析やサイバー攻撃の阻止を行っていくという。

 さらに有権者らにインターネット上の悪意ある投稿の見分け方を学んでもらおうと、700万カナダドル(約5億8000万円)の予算を計上。国民のネットリテラシーを高め、有権者を欺く手法について警鐘を鳴らすため、ワークショップや啓発運動を展開していく。(c)AFP/Michel COMTE