【1月31日 AFP】サッカーイタリア杯(2018-19 Italian Cup)は30日、準々決勝が行われ、大会4連覇中のユベントス(Juventus)は0-3でアタランタ(Atalanta)に敗れた。

 今季は5年連続の国内2冠を目指していたユベントスだが、この日はティモシー・カスターニュ(Timothy Castagne)に先制ゴールを決められると、その後もドゥバン・サパタ(Duvan Zapata)に2得点を許した。

 今月にイタリア・スーパーカップ(Italian Super Cup 2019)を制し、今季初タイトルを手にしたユベントスは、リーグ戦では好調でここまで無敗を維持しているが、これで今シーズンの国内初黒星を喫することになった。

 審判への抗議で退席処分を受けたユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「常にトップにいられる人はいない。今回のことは忘れて、パルマ(Parma Calcio)との次のセリエAの試合に気持ちを切り替えよう」と語った。

「この選手たちは一体どれだけの試合に勝ってきたのだろうか。ローマでの前半(27日に行われたラツィオ<SS Lazio>とのリーグ戦)は前半こそひどい内容だったが立て直した。でも今夜はすべてが悪い方向にいってしまった」「われわれがすべての試合に勝てると考えるのはおかしいが、トロフィーを掲げたかったので敗退は悔しい」

 同日の早い時間帯に行われたもう一方の準々決勝では、ASローマ(AS Roma)がフィオレンティーナ(Fiorentina)に1-7の大敗を喫する屈辱を味わった。

 ホームのフィオレンティーナはフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が早々に2点を決めると、後半にも追加点を挙げてハットトリックを達成。さらに、終了前の10分間ではジョバンニ・シメオネ(Giovanni Simeone)が2得点を奪った。

 先週末に行われたアタランタとのリーグ戦で3点のリードを守り切れず、3-3で引き分けたショックを引きずっていたローマは、他にもルイス・ムリエル(Luis Muriel)とマルコ・ベナッシ(Marco Benassi)にネットを揺らされた。

 ローマを率いるエウゼビオ・ディ・フランチェスコ(Eusebio Di Francesco)監督は「悔しいが辞める気はない」「チームにはがっかりしている。言い訳はない。われわれは考え得るすべての部分で間違っていたし、何と説明すればいいのか分からない」と話した。

 この結果、準決勝ではアタランタがフィオレンティーナと、4度の大会制覇を誇るACミラン(AC Milan)が31日に行われるインテル(Inter Milan)対ラツィオ戦の勝者と対戦する。(c)AFP